伝統芸能文化の振興シンポジウム ~繋げたい!桶川の伝統芸能~

 獅子舞は神様に奉納された神楽である。笛の演奏にあわせて踊り、男獅子が2頭(大獅子と中獅子)、女獅子が1頭で先導役として天狗が加わる。舞うのは境内の土俵の上。土俵の周囲には金銀のボタンや桜などの花笠や万灯、垂れ幕で飾る。  小針領家では獅子舞に先立ち躍る場所を浄めて悪魔を退散させるために、2人または4人による棒使いの演技がおこなわれる。獅子舞は初心者による草神楽と熟練者の正神楽に分かれて、10種類ほどの演目になる。神社の境内で春と秋の大祭に奉納されるほか、市内のイベントに積極的に参加している。  農村部の人たちがどんどん勤めに外へ出ていく時代になり、地域のコミニュケーションが薄れてきたが、こうした民俗芸能の伝承により中身の濃い交流が期待できる。また、小中学生を引き留められるよう、学校の部活などにも取り入れていただけるとよいのではないか。すでに秩父の浦山ではそれを行っているという。勿論、檜枝岐でも学校の部活に取り入れ、郷土への関心を深め故郷への愛着を深めていると報告された。  桶川市も沢山の郷土芸能が行われているが、そうした継承に携わっている者同士がお互いに横の連携が取れるような、郷土芸能の連絡協議会があったらというパネラーの意見もあった。
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