川田谷と長命寺についての思い出
天沼 正明
さいたま市岩槻区の小溝という集落に長命寺という天台宗の寺があります(天台宗、板東札所第12番慈恩寺の近く)。この寺のことを知ったのは今から50年も前のことで、当時、浦和通信制高校で勉強をしていた時この寺のすぐ近くに学友がおり「うちの家の近くに長命寺という寺があって、この寺の先代の住職は川田谷の出身で内田姓の人である」ということを聞いた。又、昔は慈恩寺の末寺でもあったという。
歴史好きの私にとっては、ぜひ訪ねて調査してみたい気持ちをずうっと持っていたが、色々な事に追われ、なかなか実現することが出来なかった。その友人は私より1年早く通信を卒業し、逢う機会も少なくなりました。父親を早く亡くし一家の大黒柱となって働き、大学の方も通信教育で学び、何事にも努力家で勉強家でリーダー格の持ち主の友人は頑張り続けて、神奈川県の方の中学校の教員にもなった人であったから私は彼から色々な事を学び、充実した青春時代を送る事が出来た。
私が浦和通信を卒業したのは、昭和41年の3月であったが、昭和42年12月17日に草加まで行く用事があり、その帰り道、東武線の八木崎駅で下車し歩いて長命寺を訪ね、留守居をしていた人に本堂へ上げて頂き、色々な話を聞き、歴代住職の墓石なども見学させて頂き、色々と写真に納めた。そして友人宅を訪ねたが本人が留守だったため逢うことが出来なかった。
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