第3回地文研県外バス見学会「帝都の戦争遺跡の巡検」(報告)
武相荘
この建物は、戦後処理に大きく貢献した白洲次郎、芸能、骨董に造詣の深い正子夫妻が昭和16年以降に暮らした家で、当家のお手伝いの人の縁で購入したと言われている。
府中市立郷土の森博物館
府中の郷土の森公園内に、町屋、農家の復元家屋などとともに設置された総合博物館である。甲州街道の宿場町、古代の国府のといった地方の中心地として栄えた府中の歴史を展示する。
今回の巡検先は現在史に関する史跡が主であった。それらを選択したのは、桶川市川田谷に所在する旧熊谷陸軍飛行学校桶川分教場の保存運動に当会も協力していることからであり、関連施設の見学は意義があるのではないかといった視点であった。会員の多くは戦後の教育を受けて社会に巣立っているが、中学や高校の歴史教育において、先の大戦の史的評価を教示された記憶があったであろうか?国家や歴史学会において、明確な評価がなされていないのが現状ではなかろうか。当研究会においては市内に同様な遺跡が存在することから、それをどのように考え、活用し、残すことが良いのか悪いのかといった論点を考える上で参考になればとの企画で、参加者からこんなところにこんな施設があったのかといった声が聴かれました。
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