桶川小学校の二宮金次郎像をみて
付記
- 昭和15年11月3日 金次郎像は「皇紀二千六百年」を記念して、桶川職工組合より桶川尋常高等小学校に寄贈された。
台座の裏面には 「□□□六百年□□□」 「昭和拾五年□□」とあり、皇紀二千六百年を記念しての桶川職工組合寄贈の記念書きと推測する。昭和32年4月 桶川北小学校が 新設された為、従来の桶川小学校は「桶川南小学校」と学校名を改めた。平成19年4月 桶川南小学校は、北小学校との統合で「桶川小学校」となり、前・北 小学校々舎へ移動した。後、南小校々舎は取り壊され更地となったが、金次郎像は暫くの間、跡地にのこされていた。平成21年3月残留の金次桶川市教育委員 会により、桶川小学校々庭へ移設され現在に至っている。 - 台座の正面には尊徳翁(金次郎成人後の名)の「教え」が刻記されてあるが判読困難。
- 寄付者連名欄、氏名の上に町村名の無い者は、全て旧桶川町の住人である。
- ( )内の職種と地区名は銘盤には刻まれていない。地区名は現在の標記とした。これら職種、地区名は小川和雄氏と秋山有世氏のご教示によるものである。尚、両氏のご父君名も、この寄付者連名に在る。
- 此の寄付者連名は台座裏側の最下面、地表スレスレに、横長に刻まれて在る。
- 連名銘盤だけは黒の御影石板で、台座に嵌め込められて在る。銘盤には2町、5村42名の刻名が在る。
- 題名の「二宮金次郎」名は、像が少年期の姿のため幼名で表した。
平成25年2月10日調査・杉井 昭雄
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